
限られたスペースを広く見せるための工夫や、光や風を存分に取り入れる仕組み、住まい手の生活スタイルにしっくりとなじむ動線計画──建築家が手がける「間取り」には、住宅メーカーや工務店にはない独自のアイデアが詰まっています。本シリーズでは、そんな建築家の間取りと設計手法を徹底解剖。心地よく魅力的な間取りはどのように生まれるのか?に迫ります。第3回は、ゆったりとした敷地を生かしながら「和」の要素を取り入れた平屋の事例、「ちょっと和風な家、I邸」(スタジオパートスリー)です。
この記事の参照元
平屋建て住宅の間取りは家を建てる人の憧れ、 優雅な「外観」贅沢な「デザイン」を実現 平屋建て住宅は落ち着いた雰囲気と優雅な佇まいを感じさせる外観が魅力的。家を建てる人なら一度は望むデザインではないでしょうか。平屋建て住宅は基礎や屋根の面積が多い分、建設費は割高になりますが、生活空間がワンフロアになることで階段の上り下りの負担が消え、老後にもやさしい家づくりが可能です。平屋建て住宅の間取りの一番の特徴は、日々の生活を全て1階でだけで過ごせるので家族一人一人の動きを感じ取れるということ。一つのフロアに個々の空間が繋がり、どこにいても家族の声が聞こえてくるのが平屋建て住宅の間取りプランです。