北欧住宅平屋の間取り


北欧住宅は、戸建ての規模といい各個室の広さといい
日本の住宅と似かよっていて馴染みやすい。
今日はそんな間取り例を、平屋タイプですが紹介します。

平屋間取り1































平屋間取り2



























平屋間取り3


























平屋間取り4

























これら間取りを見ていただいて分かるように
全体的に凹凸があるTの字状になっています。
これは外周が方形になると中部屋ができ、
窓が片面にしかとれない状況になるためです。

それから、各ベットルーム(個室)がコンパクトで
個室の目的が明快です。

そしてよく観ていただけると分かりますが、
日本的間取り設計と大きく異なる部分があります。
それは、ウォークインタイプの収納以外は、
構造壁に囲まれる収納は組み込まないことです。
日本の場合ですと、押入れやクローゼットを
間取りの中に組み込んでしまいます。

収納は仕切った空間のどこに設置するかという計画の仕方。
簡単に言えば家具と同じ捉え方をしますし、
事実収納を家具で代用するケースが多いようです。

固定した間取りとして組み込む日本型に比べ
部屋の使い勝手の変更が容易。
家族構成や用途の変化に対応しやすいわけです。

このことは、従来私が思っていたメリットですが、
もう一つ気付いたことがあります。

収納が移動できることのメリットには、
内装の塗替え、模様替えが容易だということです。
数年毎に自分たちでインテリアの模様替えをすることが
当たり前の北欧ならではの知恵なのかも知れません。

一般の方には分かりづらいことですが、
収納が移動できる、所謂収納がない空間を内装するのって
作業がかなり楽になるんです。
収納扉まわりに塗装などが付着しないようにとか、
養生や細かい作業部分がなくなりますからね。

ちなみに大工さんの作業量ですが、
単純な6畳の部屋をつくる作業時間と
一間の押入れ(一畳)のつくる作業時間はほぼ同じなんです。

長寿命な家。
それを維持するには構造や材料だけでなく、
維持していくための設計の知恵も必要ではないのだろうか。

ということから

おしゃれでカラダにいい可動家具を。
低価格にユニット化できないだろうか・・・

などと悩んでいます。

否、悩んでいるのは○口ちゃんかな?
私は口だけです^^;

北欧住宅の間取り。スウェーデンの住宅展示場で見学した平屋の間取りを紹介。

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4人家族平屋間取り























平屋建てはこじんまりと夫婦2人で暮らすには暮らしやすいですが、家族員の人数が多いと敷地が広くなければいけないような気がしますね。

しかし、無駄のないシンプルな間取りにすることで、平屋建てでも4人家族が不便なく暮らすことができます。

リビング・キッチンをはさんで、両側に個室を設けた間取図例です。

お客様の対応はリビングで、ということになりますが、家族員が少ない場合は、個室を1つ客間にしてみたり、書斎やシネマルームのような趣味のための部屋にするのもいいでしょう。

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リビングを広めに | 開放感のある間取り図例

家族全員が過ごすリビングは、広めにとることで開放感が生まれます。
自然にみんなが集まる場所としたいリビングは、居心地の良さがほしいものです。
インテリアのデザインも工夫したいところですが、キッチンとダイングなどと一体化して広さを感じる間取り図例です。

LDKの東側にある4畳半の和室も、ふすまを開け放つことでリビングと一体化することができます。
洋室と和室のコラボレーションは最近よく見られますが、それだけでもおしゃれなインテリアになります。
また、家族の寝室となる北側の個室2部屋は、間にクローゼットを挟むことによって、家族でありながらもプライバシーを保つことができますね。